記憶力と理解力

2020/01/09 ブログ

 学校の勉強のような「言葉」を中心とした記憶に関して考えてみます。

まず、「丸暗記」と「記憶」を区別しましょう。

脈絡なく覚えるのが丸暗記。これは非常に難しいと私は感じます。私には到底できません。たくさん覚えることも不可能です。しかし、世の中にはこんな難しいことに挑戦しようとする人もあるようです。

 一方、記憶とはどういうものでしょう?そこでヒントになるのが円周率などを覚える人のやり方です。まさか丸暗記なんて恐ろしいことをやっている人はいません。数字に語呂合わせやストーリーをつけて覚えるのが普通のようです。言葉には意味があり、その意味を関連付けていくことによって、本来何の意味もない数字の羅列をひとつの物語に仕上げてしまうのです。家を出てから学校までの風景をひとつの物語にするようなものです。すべてつながっていますから記憶に残りやすいし、もし忘れても前後関係から思い出すことは比較的簡単なのです。

 学校の勉強に関しては、円周率を覚えるほど無茶なことは要求されません。つながりを理解すれば比較的記憶はしやすいものです。

たとえば…

 「本能寺の変・1582年」だけを丸暗記はできるかもしれませんが、それではほとんど役に立ちません。誰が関わったか、その結果どうなったか。その前の時期にはどんなことがあったか。などをひとつのストーリーにしてやれば記憶に残りやすいものです。そういう小さなストーリーがつながって大きなストーリーを作っていく。そうすればひとつの時代を把握でき、時代と時代もつながれば歴史が理解でき、勉強することに興味もわいてくると思います。

理科の血液の循環でも同様です。自分が血液という川に浮かんだ船に乗っています。心臓を出発し肺への小旅行、全身への大旅行に出かける。途中いろんな場所に立ち寄り燃料(栄養分)を補給したりゴミ(不要物)を捨てたり…やがてまた心臓に帰ってきます。

どんな教科でも、「なぜ?」をいつも考え、自分で物語を作る。その癖をつければ、日々の勉強は物語を作り味わう繰り返しとなります。最初は面倒だと感じるかもしれませんが、結局はいちばんの近道なのです。

 中途半端に覚えては忘れ、また覚えなおす。これが最もしんどい勉強法です。

 

 西京区洛西の真塾では、このような観点から子供たちの能力を伸ばす指導を行っています。